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| A.床暖房の分類 |
| 1.床上に暖房を置き対流により空気を暖めて暖房する方式で、石油ファンヒーター・石油クリーンヒーター(FFヒーター)・パネルヒーター等です。これが最も一般的な方式です。 |
| 2.床面を暖めて人体に熱を伝導させる暖房方式で、温水床暖房・電気(石油)床暖房等があります。 |
| 3.床下の空間に熱源を配置し、輻射熱と伝導熱で暖房する方式です。温水床下暖房・電気床下暖房等があります。 |
| と、大きく分けて3ツに分類されます。以外にも、これらの方式と併用されるソーラー等の方式もあります。 |
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| B.断熱・気密と暖房方式 |
| 断熱・気密の悪い住宅では全館快適な暖かい空間をつくるのは難しい。前回も申し上げたように気流が起きて温度差ができてしまいます。高い温度で発熱する石油ファンヒーター等で急激に温度を高め強力なファンでできるだけ遠くへ空気を送ろうとすると、暖かく軽い空気は天井付近の高い位置に集まってしまいます。足元が寒く空気が動くのがわかり、頭だけが熱く不快な状態となってしまいます。 |
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| C.床暖房は本当に快適か |
| 床暖房は朝鮮半島でオンドルとして普及し、世界中に広がりました。前項の暖房方式よりは快適かもしれないが、問題もあります。床面が27℃〜30℃と高く、足などの接する部分が低温火傷の状態になってしまいます。頭熱足寒と反対の現象が起きます。伝導による熱だけでは快適な空間とならず、低温の伝導熱や輻射熱が快適な条件となっています。 |
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| D.快適な暖房方式の条件 |
1.風、気流を感じさせないこと。
2.床、壁、天井の温度が均一であること。
3.室温が低温でありながら快適な状態(18℃〜20℃)であること。
4.湿度が適度であること。 |
| 4つの条件が整って始めて快適な空間ができます。例えば人体の周りの温度が25℃で床・壁が15℃と低いときと、反対に人体の周りの温度が17℃で床・壁が20℃の状態では後者がはるかに快適と感じます。 |
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| また室温が20%前後になると乾燥しすぎ不快な状態となります。4ツの条件を満たすには低温輻射熱で暖房するのがもっとも良いと考えられます。発熱体の温度を人体の体温よりも低く抑え、自然の状態に近い空間をつくることが理想の暖房方式といえます。 |
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| E.床下暖房 |
| 上記の条件を満たす、お薦めしたい暖房方式です。熱源は、温水と深夜電力を利用した電気がある。「快適な暖房の条件」の中にあった「熱源の低温が理想」であることから、私は電気による暖房としている。私の電気による暖房はシーズヒーターという発熱棒を160m/m内外で床下全体に配置する方法です。 |
| 基礎断熱で外気を遮断したコンクリートはシーズヒーターの熱を蓄える蓄熱体の役割もします。コンクリート・砂利など蓄熱力のあるものを200m/mつくり、ヒーターを中心部に取付ける。蓄熱したコンクリート・砂利の温度で30℃〜35℃、床の表面温度で22℃、室温で20℃と快適な空間となります。また、操作が非常に簡単で温度コントローラーとブレーカーしか操作する必要がないので高齢者でも大丈夫ですし、操作と同様にメンテナンスもほとんど必要ない暖房システムです。 |
| 『電気代がかかるのでは』と思うかもしれませんが東北電力の「やりくりナイト」という深夜電力を利用した割引制度があり、夜間電気使用時は通常(日中)の約1/4の安い電気のみを使っているので他の暖房方法に比べランニングコストも安くなります。 |
| いづれの暖房方式を選ぶか一軒一軒条件が違います。自然の状態に近く、しかも効率の良い方式を選ぶべきではないでしょうか。 |
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