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| エコロジーと住宅 |
18.設計実例 (2)中山・I邸 |
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国道13号線の上山市中山バイパス工事の道路用地にかかって、2003年に建替えをせまられたI邸です。中山地区は宅地に適した平坦な土地が少なく移転用地を探すのに苦労したといいます。Iさんは勤めのかたわら農業にもたずさわりたいという考えから、中山小学校の西側の田んぼを購入しました。農拓除外、農転と建築前の手続きが多く、Iさんとは2年近いお付き合いとなりました。
Iさんは「家は流行にとらわれない自分だけの財産であり、なおかつ後世に残す財産でなければならない。」という芯の通っているクライアントでした。最近、ハウスメーカーの百年住宅というCMがありましたが、高断熱・高気密化された住宅は快適に生活できる人間のための空間であると同時に、建物の長寿命化にも一役かっていなければなりません。しかし、それ以上に住宅は次世代へのライフスタイルの変化を読み、愛情を注いでくれなければ本当の百年住宅は難しいと思います。Iさんは百年住宅が十分可能なクライアントであると思います。 |
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●住宅の間取りは単純です。
●玄関が南面中央に配しています。
●玄関西側は居間〜食堂〜台所に茶の間を付けてオープンな感じにしています。将来共パプリックスペースとして使う予定です。
●玄関東はおばあちゃんの寝室(洋間)と客間8帖をオープンにつないでいます。
●2階はIさん夫婦の寝室と子供室のスペースです。
●子供室のスペースは将来孫のスペースとして生かせるようにフリースペースとしています。
●おばあちゃん〜Iさん夫婦〜子供さんへとサイクルするように考えた間取りです。 |
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| 1.うつくしさを重ねる家 |
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| メンテナンスのかからない住宅にして欲しいという施主は多いです。しかし、百年住宅に仕上げるということは、木・土などの自然素材を見せないとなってしまいます。それでは情緒にかけます。ベランダー・ヌレエン等の木部がほどよく見えるプロポーションにしました。屋根・庇は錆のつきにくいガルバリューム鋼版、1階外壁が汚れのつきにくいラムダサィディングと近代的な素材を使いました。2階外壁はモルタルリシン吹付として木と共に昔から使われている材料です。共に素材をそのまま見せてうつくしさが増すのを期待しています。 |
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| 2.片流れ屋根とフラット屋根 |
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| クライアントの設計条件に雪下ろしの労力が少なくて済む屋根のデザインと求められました。敷地は冬期間、西側よりの季節風が強く屋根はできるだけフラットな方が雪は積もりにくいはずです。ということから、1階はフラットな折版屋根で北側に流し、2階は片流れの瓦棒葺にして雪を北側へ自然に落としています。住宅棟と農作業小屋棟を屋根部分で一体にし、棟続きにさせ同デザインにすることで建物のボリュームを出しています。 |
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| 3.蓄熱する家 |
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| 高断熱高気密工法に加えグラスウール24kg・厚さ50mmの付加断熱をしています。冬期間は厳しい気象条件、64.3坪という建物の大きさから考えると付加断熱が欲しかった。付加断熱することにより断熱性能以外にも機密性も大幅にアップしたことが気密測定の結果わかりました。1階の南面にはいつもの様に開口部を大きく取り、太陽熱を取得しています。1階の内壁には珪藻土を塗り健康に期待していると同時に多少の蓄熱にも期待しています。 |
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