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| エコロジーと住宅 |
20.設計実例 (4)家'sハセガワモデルハウス“木楽座” |
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| 新潟県上越市ウエストニュータウンに建つ長谷川興業(株)のモデルハウスです。長谷川興業(株)の専務とは新住協のつき合いでお世話になっていました。昨年6月の現地視察、そして設計がはじまりました。新住協には室蘭工業大学の鎌田教授という断熱住宅の権威者がいて監修に当たることになっていました。専務は断熱・気密関係は鎌田先生、デザインは私にと分担してほしいという要望でした。結果的には三者の関係がうまくいったとはいいきれませんでしたが、まずまずの出来ばえかなという印象です。この住宅のコンセプト・条件は超省エネ健康住宅、若夫婦+子供2人の家族構成、ユニバーサルデザイン、車庫も一体のデザイン、骨組みの見える家と5つでした。 |
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| A.プロトタイプの間取り |
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| 間取りは居間に大きな吹抜のあるプランを提案しましたし、ハセガワ側の希望でもありました。しかし鎌田先生のすすめる鎌田プロトタイプがあり、基本的にこのプロトタイプに落ち着きました。非常にコンパクトで無駄のないプランです。鎌田先生が言うには「吹抜はどこでもやっているので飽きた。余計な金をかけないでローコスト化しよう。」ということでした。玄関を入って東側がLDKのパブリックスペースです。入ってすぐ食堂、そしてその北側が対面式のキッチン、ここまでに2階をのせています。ダイニングテーブルを抜けると東側が平家部分の居間になります。この居間の部分がタタミを敷いたり、いろいろレイアウトを変えられるスペースとなります。この部分は平家なので屋根断熱・勾配天井として完全な吹抜ではありませんが、2.6m〜4mまでの天井高をとっています。玄関をはさんで西側に6帖の和室を設けています。和室の南面に2間(3.64m)離れて車庫があり、車庫の北側には格子をつけ半分透けて見える中庭としました。そして、フラットな車庫の屋根越しに十分な太陽はふりそそぐ適当な広さの庭になりました。和室の北側に配置した水廻りはこの住宅に対して少し贅沢な位のスペースをとりました。2階は階段ホールをはさみ西側に12帖の寝室、東側に子供室6帖を2室分のオープンスペースとしました。 |
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| B.外部デザイン |
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| 敷地は東・南が道路でありどちらからでもアプローチができる、団地入口附近の目立つ敷地です。上越市は豪雪地帯で1.5m位積雪があるといいます。市内の住宅を見ると高床式の方法で、基礎が高く、車庫とか物置に使っている住宅が過半数です。今回のモデルハウスを高床式にするか、一般の基礎高におさえるか大きな問題点の一つでした。結論は、敷地が第一種低層住宅専用地域で高さが決められていることと、もし高床式にするなら北側境界線からの離れを多くとらなければなりませんでした。他には居間・食堂と一体になるウッドデッキをつくりたい、内外のつながりをもたせたい、道路から玄関まで階段なしで車イスでも自走できるほどゆるいスロープにしたいという要望がありました。その3つの理由から一般の基礎高にすることになりました。車庫は南側道路の西側に配置し、高さを抑え主屋が十分見えるようにしました。アプローチはオープンな車庫の一部を通り、ゆるやかなスロープを通ると玄関に入れるように配置しました。雪の多い上越地方に雁木(がんぼく)という木のアーケードが昔は商店街にありました。各々の店舗が商店街のため、通行人のため自分の敷地を提供した雪囲いです。今回のモデルハウスのアプローチはこの雁木のイメージを出してみたかったのです。 |
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| C.越屋根 |
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| 昔、農家の屋根にはいろりの煙をぬくための越屋根がありました。現在はいろりで火を焚くわけではありませんが、代わりに夏・梅雨期のこもった熱気・湿気を抜くため越屋根を設けました。越屋根に付けた4つの外倒し窓は100%開閉できるものを採用し、空気が抜けやすくなっています。 |
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| 【設計データ】 |
■構造:木造2階建
■敷地面積:269.65m2(81.56坪)
[住居棟]
■延床面積:125.86m2(38.07坪)
■1階床面積:76.18m2(23.04坪)
■2階床面積:49.68m2(15.03坪)
■建築面積:93.22m2
[車庫棟]
■床面積:33.12m2(10.00坪)
■建築面積:33.12m2 |
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| 配置図 |
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