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| エコロジーと住宅 |
23.理想の家を完成させるには(1) |
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| 事務所で設計した例を何件か紹介しましたが、設計・監理を手伝わせて頂く場合の手順やチェックポイント・部屋ごとの設計ポイントに話を移していきます。 |
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| A.家族会議 |
| 家を建てることは、ほとんどの人が一生一大の事業であり失敗は許されません。「理想の家は3回建替えしないとできない」という言葉があります。しかし、所得が伸び悩む現在にあてはまらないと思います。一般的に知識が豊富であればあるほど良い家は建つはずですが、反対に正しい知識と誤った知識が混ざり合ってその知識すべてを入れたがり失敗するケースも少なくありません。例えば、家相をガチガチ信じる人もいます。家相は理にかなった事もありますが、納得できないケースの方が多くあるのです。それは、「北側道路なのに玄関を東南の方向に取りたい」とか「各部屋も家相にしたがって配置したい」とか。そこまでこだわると理想の家にはほど遠くなってしまいます。会議の方法は、ワークショップ形式で家族全員の意見を聞き出し、意見に優先順位をつけます。非常に公平で良い方法ではないかと思います。大人だけではなく子供の意見も反映されますし。設計の手伝いをさせてもらう場合、一番問題になるのは施主が家族の将来についてビジョンが不確定なことです。確かに小学生の子供が十数年後、親と別居して親2人きりになってしまうかもしれないし、同居しているかもしれません。将来のことはわからなくて当たり前かもしれませんが、ビジョンだけは持つべきだと思います。「2人の子供のうち1人は外に出て、1人は同居して二世帯住宅になる」という考えがあれば、第一期工事はここまで造り子供が結婚して一世帯増える場合は第二期工事とか、将来まで見すえたプランができます。住宅雑誌も最近は数多く情報収集には役立ちます。また、モデルハウスや内覧会を見るのも有効です。ただし、豪華なモデルハウスがそのまま自分の家にあてはまるか考えてみるべきです。また、モデルハウスは流行の建材などを多用しているので特長がなくなってしまいます。日本人は大勢順応の考えを持つ人が多く、流行に弱いようです。情報が多くなればなるほど、流行に左右されてこだわりの家と遠くなる。流行にとらわれず、こだわりを持った独自の家こそ理想の家と思うのですが・・・。 |
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| B.敷地調査 |
| 住宅を建てるには確認申請という許可が必要で、土地にもいろいろな条件があろます。依頼する業者・設計事務所はプロですからわかっていますが、施主になる皆様も最小限の知識は知っていて欲しいのです。 |
●用途地域
●前面道路の幅員
●前面道路への接道長さ
●建ぺい率・容積率
●建物の高さの制限
●(絶対高さ、道路斜線制限、北側斜線制限、隣地斜線制限、日影制限)
●防火規制
●採光規制 |
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| ▲敷地測量(敷地の形状・面積確認をします。) |
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| ▲地盤調査(サウンディング・地盤の強度を調べます。) |
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| 以上は確認申請で必ずチェックされます。例えば、家相の関係で居室が隣接した西側にしか窓をとれない場合、確認済証が発行されない場合もあります。確認済証をもらう為に、直さなくてはなりません。でないと工事に取り掛かれないのです。敷地の日射・風向き・騒音・景観はどうか非常に大切です。その結果、建物の位置・駐車場の位置や玄関へのアプローチ・庭・畑などの配置を頭の中で描いていきます。団地化された土地では、南北の長さが少なく冬期間日射を得られないケースが多くなっています。冬至に南側の建物の影がどこまでくるかチェックしたいところでもあります。それは冬でなくても計算で出せます。どうしても南側の余裕が取れない場合は、居間・食堂等に日射がほしい部屋を2階に上げるのも一つの方法です。都市部ではよくみられるケースでもあります。また、地盤調査も是非して欲しいところです。業者・設計事務所に依頼するケースの方が多いかもしれませんが、いずれにしても安心のためです、ケチらず調査しておきたいところ。地震が起こったの時、最も心配なのは骨組でなく基礎・地盤である。地盤によって基礎の構造は変わり、構造計算で根拠をつかむべきだと考えています。予算に関係なく基礎・骨組みは、絶対にケチってはなりません。 |
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