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| エコロジーと住宅 |
25.理想の家を完成させるには(3) |
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| 間取り・外壁がおおよそ基本設計の段階で決まり、あとは肉付けしていきます。しかし、予算内で理想の家の総てが決まった訳ではありません。流し台・浴室・暖房・内装材など全てにおいて金額はピンからキリまであり、絞り込まないと正確な金額は出てこないのです。 |
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| A.実施設計 |
| 内部は床の仕上は何にするか、壁の仕上は何にするか具体的に一つ一つ図面化する作業です。外部はおおよそその外観図をもとに細部を修正していきます。外部はパース(完成予想図)に着色して出来あがりを想像したいものです。また、内部は各室の展開図を書いてもらえれば想像つきやすくなります。 |
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| B.構造 |
| 前回も書いた通りですが構造に関してコストダウンはありえない。予算を設けず地盤調査をせずに建ててしまったら不同沈下が起きたり、構造計算をしないために雪の重量で梁が下がり、建具が閉まりにくくなったりする。このようなことは避けなければならない。構造部分は建ててから直すのは非常に不経済です。 |
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| C.断熱・気密 |
| 構造と同様に、断熱・気密のコストダウンを避けたい項目です。また、断熱・気密は完成してからの光熱費と反比例の関係にあります。高断熱・高気密は光熱費が安く、反対に低断熱・低気密は光熱費が高くなってしまいます。高断熱・高気密の加算分は、20年もあれば十分取り戻せるはずです。もしその20年の間に「足元が寒くてリフォームしたい」となったら非常に高くつくはずです。一度造ったものを壊してまた造るのは不経済です。前回も書いたように、暖かい家というのは設計の段階で熱損失係数(Q値)が小さくなければならない。設計者に確認する必要があります。 |
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| D.住設機器 |
| 家を建てる際、女性が最も関心を示す部分です。毎年モデルチェンジしてグレードアップしていて、付加価値が高く、高性能な機器に人気があります。しかし、高性能になればなるほど複雑になり故障の原因になりかねないのです。また、価格もピンからキリまでありコストアップにつながりやすいところです。住設機器は、ものによっては簡単に交換できるようになっています。全体の予算を考えて調整すべき個所ではないでしょうか。反対になげやりでも困ります。設計者と一度ショールームで実物を確認して頂きたいところです。 |
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| E.内・外装材 |
| 住設機器と同様に、多種多様でになってきています。最近の傾向としてユニット化されたものを使用することが多いと感じます。例えばドア、クロゼットなどの建具があります。取付が簡単で、あまり狂わないなどのメリットがあるからです。しかし、寸法が限られてバリアフリーのための大きな開口部などは設けられないということや、ラミネート(木目が印刷されたビニールシート)なのできれいすぎて風情がないなどのデメリットもあります。最近は、自然素材を多用したいという顧客が増えています。自然素材を多用するには柱・梁を表わし、壁・天井を板貼にし、建具を無垢材・突板貼(本当の木をスライスしてベニヤに貼った合板)という使い方をすることが多いのです。しかし、本物の木は生きているので、乾燥してもなお狂い・割れは生じやすいことを頭に入れておいて欲しいのです。昔の家には、梁や柱に大きな割れが入っているはずです。それに比べ既製品のドア・クロゼットを嵌め込み、壁・天井をクロス貼にした家の狂いは少ない。それは、あまりにも無機質すぎないでしょうか、木の温もりは感じなくても良いのでしょうか? |
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| F.電気・空調・給排水 |
| 実施設計も終盤に入りコンセント、テレビ、電話などの位置や機種を決める作業です。コンセントは家具の裏にならない様、使い勝手を考え十分検討する必要があります。テレビ、電話は基本設計のときから考えておかなければなりません。中には、コンセントがないと使えない機種も多いので要注意です。また、インターネットも配管が必要になります。照明器具は十分な照度が得られるか、直接照明か間接照明か、蛍光灯か白熱灯かなど検討する必要があります。エアコンは冷房の運転時間、設定温度によって大きさ、台数が大きく異なります。高断熱・高気密住宅の場合は、長時間運転させた場合でもかなり少ない台数で間に合うはずです。 |
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| G.暖房 |
| 燃料別に分けると石油・ガス・電気に分かれます。方式に分けるとFFヒーター・屋外ボイラー+送風器(ホットマン)・パネルヒーター・温水床暖房・蓄熱電気暖房器・蓄熱電気床下暖房(シーズヒーター)に分かれます。また、暖房器の位置別に分けると床上・床・床下に分かれます。一般的には床上暖房はFFヒーター・ホットマン・パネルヒーター・蓄熱電気暖房器などが代表的です。床上暖房は工事は簡単であるが足元が暖かくない、機器が邪魔になる、などが挙げられ、床暖房は温水方式と電気方式がありますが温度が高すぎて低温やけどの現象になったり、また暖房の入っている個所といない個所の温度差が大きいなどが挙げられます。床上暖房や床暖房から考えると、床下暖房は普通、床下の空間全体を暖かくするので快適になります。室温を20℃に設定すると床面は22℃くらいで心地よい状態となります。ただ、基礎断熱し蓄熱層を設けるので、その他の暖房よりは少し割高になります。暖房は、快適性・経済性(ランニングコストとイニシャルコスト)を考えて選定すべきだと思います。また、断熱性能と大いに関係があるので注意することが大切です。 |
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| H.設計図面の完了 |
| 今まで選定したことが全て図面に盛り込まれているか最終確認をします。基礎の寸法は矩計詳細図と基礎伏図、構造計算の結果は構造計算書と構造図、断熱は矩計詳細図を。住設機器は平面図と仕上表、内外装材は仕上表と展開図を。電気・空調・暖房は設備図を見ると表れているはずです。これで住宅の価格がはっきりしてきました。この図面に基づいて見積をすればあなたの家の正確な価格がでてきます。 |
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