
住宅を設計する際、考えること(こだわり設計)
化粧しない材料
うつくしい建築ときれいな建築でも述べたが、化粧しないで使える材料は劣化しにくい。劣化してもメンテナンスが楽である。
私の設計には木材をよく表わす建築が多い。
しかし外部に使うと汚れやすい。でもそれが好きで設計依頼してくれるクライアントもいるし、嫌いで頼まない人もいるはずである。
昔の社寺仏閣は何百年と塗装せず雨風にさらされている。
土色のように見えるが本来の木の色かもしれない。
現在は10年ほどでアク洗いをして再塗装すれば、うつくしさを取り戻すことができる。
木といえば、どこまで木なのか意見が分かれる。
パーチクルボードに、木目のラミネートした紙を貼った内装ドア・造作材まで、ハウスメーカーは木目があればすべて木という。
狂わない・メンテナンスがかからない・安い の理由からかと思う。
しかし30年後には剥がれない保証はない。
化粧しているものは一般に劣化しやすいといえる。
では木と呼ぶのは無垢材だけなのか?
集成材も私は木として扱っている。
無垢材はその表情がきれいだが、割れやすい・狂いやすい という欠点がある。
集成材の梁は一般化しているが、私は隠さないで表わすケースが多い。
設計の際物件ごとに無垢材か集成材かを悩んでいる。
では合板はどうだろうか?
合板は、木材とはいわないと思う。
しかし合板なしでは建築は完成しない。
建具・家具の面材は材木をスライスした突板を貼ってある、突板貼合板を使っている。
表面は木そのものである。
木のほかに自然素材といえば土がある。
珪藻土・漆喰などいろいろあるが、クロスに比べ少々高いので全面使うのは不可能かもしれないが、適材適所といきたい。
和紙も土同様自然素材でよく使う材料だ。
自然素材だけで家を造るなら、坪100万位かかるという。
当然のように新建材も使う。
新建材の中でも素地が表われている、化粧をあまりしていない材料をよく使う。
例えばガルバリューム鋼板はアルミ亜鉛合金メッキした鉄板で、錆びにくい材料。
最近はほとんどの建築で使われているようだ。
このガルバリューム鋼板に塗装しない素地のガルバリューム鋼板をよく使う。
太陽による色あせが少なく、屋根塗替が通常の板の倍は不要である。
他に木サッシは高いのでアルミと樹脂の複合サッシを使うが、アルミはアルミらしく、プラスチックはプラスチックらしいものを使用する。






























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