山形の設計事務所「廣設計室」

パッシブソーラー>>
  パッシブソーラー
パッシブソーラー 1.長持ちする住宅
2.高断熱高気密の前に
3.自然素材の多用
4.開放的な間仕切り外部とのつながり
5.自然の恵みの活用
6.構造体への畜熱

※実例紹介:山形県「安久津・H邸」のパッシブソーラー

 
1.長持ちする住宅
欧米に比べ住宅の寿命が極端に短い(使い捨ての習慣、断熱はじめ性能が劣る)
収入が伸びずおのずと長持ちする住宅が必要になる。
解体費の急騰が将来まで続き、建替えが簡単に出来なくなる。
上記の2項目の理由もあるが長持ちする住宅の時代に入ってきて価値のある住宅が求められる。価値のある住宅とは、愛着心、こだわりを持つ施主の要望(ソフト)と、高性能な住宅を建設する技術(ハード)の合体ではないかと思う。
 

 
2. 高断熱高気密の前に
昔の家は家中風通しが良くカビ・ダニが発生しなかった。軒の出は低く長く夏の陽射しをさえぎり、冬の陽射しは奥まで取り込み暖をとった。昔の知恵こそパッシブソーラーの原点である。
高気密高断熱住宅は最近あたりまえになってきた。しかし高気密高断熱住宅は息苦しい。窓が小さい、閉鎖的だ、空気がよくないなどのユーザーの話をよく聞く。
窓ひとつとってみても熱損失より熱取得の法を大きくとることは十分可能であり南面の窓は大きくとった方が効果的である。
パッシブソーラーと高気密高断熱工法が一緒になってはじめて快適で健康な住宅が出来る。
 

 
3. 自然素材の多用
最近クローズアップされている新建材に含む科学物質が問題になっている。はっきりとは解明されていないが悪いことに変わりはない。
現在、自然素材だけで住宅を建てることは当然不可能である。しかし床壁天井に自然素材を多用することによりハウスシックは大幅に減少する。
なによりも、木・土の中で生活するということは、豊かなな気持ちになり愛着心も増し人間・建物共長寿命となるはずである。
 

 
4. 開放的な間仕切り外部とのつながり
バリアフリーと騒がれて久しい。しかし不自由な個所は出ていないか。例えば、便所の入り口がドアでスリッパの置く場所がないと言うデメリットがある。引き戸にすれば問題は解消するが、間取りの段階で十分な検討が必要である。引き戸を多用することで同じスペースでもつながりを強調でき開放的な間取りになる。
高気密高断熱が普及したせいか、それともハウスメーカーのデザインする洋風住宅のせいか南東面の外部とのつながりがない。昔の住宅のように縁側の建具をしまえば内側の区切りがなくなる。開放感は住む人の気持ちを豊かにするはずである。
 

 
5.自然の恵みの活用
太陽熱窓
トップライトからの陽射しははかなりのパワーがある。日中のうち十分に取り込んで、夜間は断熱して逃げない仕掛けをつくれば、パッシブソーラーとなる。
屋根にソーラーパネルを乗せパッシブに暖房・給湯・発電のパワーを取得する。OMソーラーによる暖房は他の暖房にない言葉に言い表すことの出来ない暖かさである。
雨水
屋根の雨水を地下に埋めた貯水槽にたくわえる。庭木えの散水、洗車ぐらいはまかなえる。(便所まで利用することも可能)
植栽
落葉樹は夏の陽射しさえぎり、冬の陽射しを得ることができる。常緑樹は防風防塵の効果もあるそしてなによりも空気もきれいになり、気持ちもリフレッシュするはずである。

 
6.構造体への畜熱
コンクリートの建物を常時暖房すると建物の床壁があたたかくなるのがわかる。熱容量の大きいコンクリート、塗り壁は蓄熱力がある。高断熱高気密住宅は少ないエネルギーで常時暖房することで一定の室温に保つことが出来るが、塗り壁の多用によってより暖かい住宅を作ることが可能だ。
 

 
 
(C)廣設計室 〒990-2451 山形市吉原3丁目12-16 tel 023-647-8555 fax 023-647-8556
廣設計室トップページ